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ケアレスミスをなくす!凡ミスがなくならない原因と減らすための対処方法とは?

ケアレスミスは分かっているのにやってしまうミスです。
このミスさえなければ、〇点だったのに・・・
△高校に合格できたかもしれないのに・・・

という、悔しい・・・残念な気持ちになってしまうミスです。
本当はできるのにという感情が更にそんな嫌な気持ちに拍車をかけてしまいます。
ケアレスミスをなくす方法について書いてみたいと思います。

ケアレスミスをなくす!凡ミスがなくならない原因と減らすための対処方法とは?

ケアレスミスの原因は色々あります。
ケアレスミスという響きから気を付けていない時に起こる、不注意で起こるミスと考えられがちです。
それでは、気を付けていれば、ケアレスと言われる凡ミスをなくすことができるのでしょうか。
おそらくそれは難しいでしょう。

現実的にケアレスミスに対処している中学生をあまりみかけません。
ケアレスミスの原因を知り、対処することで、ケアレスミスを減らしましょう。

それではケアレスミス・凡ミスにつながる原因と対処法をあげていきたいと思います。

体調が万全でない、悪い、良くない

体調が万全でなかったり、悪かったり、良くなかったりするのはケアレスミスを誘発しやすくなります。
この体調というのは別に風邪をひいているとか、熱があるのような病気のような状況だけを指している訳ではありません。
もっと日頃から陥っている中学生もいるんですね。

最も多いと思うのが寝不足です。
中間考査や期末考査のような定期考査では、寝不足で試験に臨む中学生が多いと思います。
寝不足はケアレスミスを誘発しやすいものです。
定期考査であれば、1日に3科目前後あることがほとんどです。
寝不足で3時間集中するというのは難しいです。
根性でなんとかなるなんてことはありません。

まずは自分の体調を万全にするということがケアレスミスを減らす大きな一歩目となります。

イライラしている・心配事、気になることがある、親御さんのすごいプレッシャー

先程の体調を万全にするというのが身体の健康だとすればもう一つきっちりしておきたいのは、心の健康です。
友達と嫌なことがあったり、また朝親御さんに叱られてイライラ、モヤモヤした状態で試験に臨めばミスが増えるのも当然ですよね。
試験中にそのことを思い出してイライラしてしまったり、そのことに気持ちがいってしまっている状況になってしまえば、ケアレスミスをする方が易しいです。
試験を気持ち良く受けることができる状況がうまく作れるといいと思います。
親御さんであれば、言いたいことがあっても試験当日は言わずに帰ってからお子さんに伝えるような感じにするとケアレスミスを減らせるかもしれません。

すごいと思われる解き方をしようとしている・早く終わることがいいと思っている

数学を解くときに見かけることがあるのが、ちょっと変わった価値観で解こうとする子です。
周りからすごいと思われるような解き方、とは言っても解法がすごいということではありません。
例えば途中式がないことをいいこと、すごいことだと思っていたり、早く問題が解けることをいいことだと思っていたりすることがあります。
前者の場合だと、筆算をしないとできない計算も無理矢理暗算でやって計算ミス
後者の場合だと、早く解くことにばかりに目がいって、ケアレスミス・・・
なんてことになってしまいます。

定期考査や受験のようなテストでは制限時間の設定があります。
この制限時間のなかでできるだけ多く得点できるようにすることが大切なのは言うまでもないことです。
妙な価値観でケアレスミスをしてしまわないようにしましょう。

文字が汚い

字が汚いとケアレスミスに繋がるというのは、第三者には大抵納得してもらえます。
難しいのは字が汚い本人に納得してもらうことです。
字のせいでケアレスミスを招くという話をすると、決まって返ってくるのが、

「ちゃんと読めるから大丈夫ですよ」

本当によくこんな感じの返事がきます。
大抵本人は字が原因のケアレスミスは気づけないので周りが指摘して分かってもらうことが必要となります。
私がケアレスミスに繋がることを納得してもらうときにしているのが、本人の字を並べて読んでいくという作業です。
面白いのが、本人が書いた文字とは言え、その部分だけ取り出すと何と書いているか分からなくなります。
本人が字が読めると言うのは、1つの単語の中に読みにくい文字があっても、前後から推測できるから読めるのだと思います。
その解釈の根拠となる前後をなくしてしまうと、実は自分にとっても読みにくい文字を書いているということに気づいてもらえることがあります。

字が汚い中学生が、自分の字が読みにくいかを知ってもらえると思います。
読み間違えることがありそうだと、理解してもらうのが文字が汚いことを治す鍵です。

テストを解き終わっても見直しをしない

テストを一通り解き終わったら、いよいよ見直しの時間になります。
試験を解き終わってから、見直しを今までしてきたという方にとっては当たり前の話ですよね。
しかし、意外とそうでない中学生もいます。

試験が一通り終わったら、お休みタイムだったり、ペン回しを頑張ってみたり・・・
思い思いの時間を過ごしてしまう中学生も結構います。
テストを解き終わってからの時間はケアレスミスを見つけることができる最後のチャンスです。
この時間で見直しをしないというのは本当に勿体ないとしか言えません。
まずはきちんと見直しをするようにしましょう。

分からない問題に時間を掛け考え込む

価値観の要素が少し絡んでくるのですが、なぜか試験中に難問に挑戦したくなるパターンです。
なぜかある問題に執着して多くの時間をロス。
その結果他の問題を解く時間がなくなってしまい、焦って解いているうちにケアレスミス連発ということもあります。
分からない難しい問題に時間を掛けるというは、単に時間を失って時間が足りないというリスクを抱えるだけではありません。
時間があることから生まれる精神的余裕も奪ってしまいます。

難しい問題、時間のかかる問題、分からない問題は後回しにすると即断することが大切です。
時間内に一通り解けるというだけなく、ケアレスミスを減らすことにもつながります。

ケアレスミスは本当は得点できたものだと考えている

ケアレスミスをたくさんしてしまったテストが返却されて、本当は〇点だったという場合は要注意です。
ケアレスミス→本当は得点できた問題→本当の点数はケアレスミスした問題を正解とした点数と、考える中学生が少なからずいます。
本当の俺の実力は〇点という感じでしょうか。

実際の実力は元の点数のなのですが、なぜかミスをした問題の点数を得点できたとした点数が自分の実力だと勘違いしているんですね。
この状態はケアレスミスをとても軽視している状況になります。
ケアレスミスが良くないこと、治すべきものと認識できないとなかなかミスを減らすのは難しくなります。
まずは、返却された点数そのものが自分の実力だと言うことを認識することが大切です。

ケアレスミスをノートに記録して分析!

ケアレスミスの原因と対処についてみてきました。
これまで見てきたのは、その原因について対処すればケアレスミスが減らせるものばかりです。
ここから先は原因がなかなかよく分からない、気づくことができないケアレスミスのなおし方についてみていきます。

ケアレスミスノートに自分がケアレスミスしてしまった問題と解答を書き写す

まずは自分のケアレスミスを記録するノートを作りましょう。
ケアレスミスノートなんて名前でいいと思います。
やってみると分かるのですが、なかなか地味です。
見直してみれば、分かる程度の問題であることがほとんですからね。

地味ですが、自分特有のケアレスミスを見つけることが目的です。
きちんと1つ1つケアレスミスをメモして癖を見つけましょう。

どんな問題でケアレスミスが多いのかを探しましょう。
例えば問題文の条件を見落としているだとか、分数の計算が合わないことが多い・・・
など、まずは大きく捉えられるといいと思います。
どういう分野で、ケアレスミスをするのかということだけでも、貴重な情報ですよ。

ケアレスミスをしてしまった原因を分析して、対処方法を考えよう

どんな分野で、どんな方面でケアレスミスをしているのかが分かったら、もっと細かくケアレスミスの原因を分析してみましょう。
いくつか例を挙げてみます。

問題文をきちんと読んでいなかったため、解答の条件を読み落としてしまう

よくありがちなのが、問題の条件の部分を読んでいなかったため、ケアレスミスに繋がってしまう場合です。
まず大切なのはこの状況を認識することです。
これだけでケアレスミスが減ることも少なくありません。

さらにケアレスミスを減らすにはどんな対処をするとよいでしょうか。
考えてみましょう。

よくありがちな対処は「きちんと問題を読むようにする」です。
もちろん、対処としては問題ないと思います。
ただ、実行しているのか、していないのかというのが本人にしか分かりません。
もしかしたら、本人にも分からないのかもしれません。
後々考えてみると、試験中に問題文をきちんと読んだかなんてよく分かりませんからね。

こんな時であれば、例えばペンでなぞりながら問題文を読むようにするなんて対処法はどうでしょうか。
コレであれば問題文を読む本人は自分が問題文のどの部分を読み、どの部分を読まなかったのかということを認識しやすくなります。
問題文を途中で読むのをやめて答案を書こうとしてしまったら、ペンは最後までなぞらないと・・・と、問題文を読んでいないことを認識しやすくなります。

他であれば、声に出して読むという方法もあります。
自分がサボって読んでいないことが意外と分かりますよ。
もちろん、試験中であれば、声を出しては駄目ですよね。
そんなときは口をパクパクしてきちんと発声している時と同じようにして読んでいくといいと思います。
場合によっては、ペンでなぞりながら、口をパクパクしながら問題文を読むと読み落としも減ると思います。

ケアレスミスで計算が合わない!?

ケアレスミスの代表と言えば、計算ミスと言えるかもしれません。
中学生がケアレスミスをしてしまったというときの多くは計算ミスのような気がします。
計算ミスにはどう対処すればいいでしょうか。

大体こういうときは、「途中式を書きましょう、暗算ではなく筆算でしましょう」ということになると思います。
場合によってはこれでケアレスミスを減らすことができます。
ただ中には途中式を書くことで計算ミスが増えることもあります。

途中式を減らした方が良かったり、筆算ではなく暗算でするようにした方がいいということもあります。
必ず途中式に問題があるというわけではありません。
もっと別の部分に問題があり、ケアレスミスをしてしまうという場合だってあるのです。

しっかり原因を分析して、きちんと対処を考えケアレスミスを減らすようにしたいですね。

まとめ

ケアレスミスの減らし方についてでした。
まずは試験当日の体調や精神状態などをベストにするのがケアレスミスをなくすには大切です。
やはり人は疲れれば集中力が切れます。
精神的に不安定であればミスの1つでもするのは当然でしょう。
十分な睡眠、きちんと食事を取るなど基本的な部分で防ぐことができるケアレスミスもあります。

体調やメンタルが良い状態にあれば、次は自分自身のやりがちなケアレスミスを見つけ対処しましょう。
自身のケアレスミスを見つけるにはケアレスミスノートのようなノートをつくり、自分のやってしまうケアレスミスを集めるところからスタートです。
そのメモから、いつもやってしまうケアレスミスが見つかると思います。
分野が違っても何か共通の要因が見つけられたらしめたものです。
ケアレスミスの元を見つけることができたら、対処法を考えましょう。
対処法は自分が実行でき、やったかやらなかったかをはっきり認識できる方法が良いと思います。
例えば、「きちんと読む」ではなく、「指でなぞりながら読む」のように指さし確認のような動作つきだとばっちりだと思います。

ケアレスミスときちんと向き合って、勿体ないミスをなくし成績を向上させちゃいましょう。

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