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受験の時に字が汚いのは損?綺麗に丁寧に文字を書くことで生まれるメリットとは

授業中にノートやメモを取ったりする際に字を書くと思います。

そのときの字ってどんな字を書いていますか。

今回の記事では、字が汚いと損をしてしまうことについて書いてみたいと思います。

ノートや答案の字が汚いのは損?奇麗に丁寧に文字は書いた方がいい?

中学生の子たちの字を見ていると、とても上手に字を書く子もいますし、逆にもう何を書いているのか読めないという子もいます。
字がきれいな方がいいというのは分かるのと思うのですが、字がうまく書けない子からするときれいな字なんて書けないし、丁寧に書くのも面倒だし・・・となりがちではないでしょうか。

はっきり言って字が汚いのは損です!
どこで損をするのでしょうか。

字を見間違えることで計算ミスが増える

字が汚くて他人が見るとなんて書いたるのか分からないような字でも、意外なことに本人は読めることがほとんどです。
信じられないような絶対に読めないだろうと思われる記号にしか見えない文字らしきものだって、自分の字であればきちんと読んでしまうから驚きです。
そうは言っても、実際中学生を観察していると、計算ミスを誘発することは少なくありません。
自身で書いた文字は読めるのですが、計算ミスを誘発してしまうのです。

これはどう言うことかというと、読めるは読めるのですが、パッと見たときに違う文字に見えたり、記号に見えてしまうことで、計算ミスにつながってしまうことがあります。
本人的には計算ミスやケアレスミス程度に扱ってしまうのですが、文字が他の文字と似ているがために起こってしまうことが結構あるのではと思ってしまいます。

普段読もうと思った時には見間違えることがなくても、定期考査や模試、受験となると普段とはメンタルの状態が違うのでミスを誘発しやすくなります。
特に受験の時には、通常の精神状態ではないお子さんがほとんどです。
定期考査や模試などとは全く違います。
そんな不安定なメンタルの状態では、何が起っても不思議ではありません。
受験本番にだけあり得ない、過去にしたことのないミスをしてしまう子もいます。
ただ字を丁寧に書かなかったがためにまさかの不合格・・・なんてことにはなりたくないですよね。

そんなことにならないように、字は丁寧に書くようにしましょう。

受験の時に分かりにくい字で大ピンチに陥ることも

中学校では定期考査を何度も受けていますよね。
定期考査では採点基準はそんなに厳しくないことが多いと思います。
字が汚いという理由でバツになってしまうお子さんってなかなか見ません。
こちらから見ていると、学校の先生優しいなぁ・・・と思うこともあります。
丸をつけてもらえるのは問題ないのですが、これが受験となると話が違ってきます。

定期考査と受験では大きく異なること

定期考査と受験、最も違うのは採点者です。
定期考査の採点をする先生は、普段あなたに教えている先生です。
しかし、受験の時に採点する先生は、あなたのことを全く知らない先生です。
つまり、定期考査ではあなたの答案の気持ちを汲んでもらって丸をもらいやすいのですが、受験では容赦なくバツにされるという恐れがあります。

昔教えていた子に、変わった字を書く子がいたのですが、変わった字を書く理由に驚いたことがあります。
例えば漢字などではねるか止めるか分からない文字を書く時に、ものすごく微妙にはねるんです。
止めてもいないしはねてもいない微妙なところをいく文字を書いてきたんですね。
私はどちらか分からないので、とりあえずバツにして本人を呼び出して理由を聞いてみました。

するとそこで、驚きの理由が飛び出したのです。
「止めるところをはねたり、はねるところを止めるとバツになりますよね。
中途半端にしておくと、丸がもらえるんです。」
定期考査だと先生によっては丸が付きそうですが、受験では危ない気がしますね。
どちらを書いているのか分からないときは、バツになることが多いのではないかと思います。

その生徒には中途半端作戦は禁止をさせましたが、ただ実際のところは受験で採点がどうなるかはこちらからも分かりません。
下位の高校であれば、そんな細かいところまで見ていないということもあると思うので、そういう意味ではあまり気にせずきちんと思った通り丁寧に書いておくと大丈夫な気がします。
ただ、上位校では、どちらとも取れるような書き方であれば、不正解とされる可能性が高い気がします。

字がどうしようもなく汚くて、直せないときはどうしたらいい?

字が汚いから、丁寧に書けばいいというのは、普通に考えたら分かりますよね。
しかし、たまに出会うのが丁寧に書いても、読めないというレベルのお子さんです。
本人は本当に丁寧に書いているのに本当に字が汚い…

合っている答案でも不正解になる…という以上に読めないということもあります。
ただ、この字の書き方を教えるというのは難しいものです。
教えられるという方の方が少ないのではないでしょうか。

そんなときに役立つのは字が上手になる本です。
やはり書き方のコツが分からないと、「丁寧に書いて」という声かけだけではきちんと書けないといということもあります。
字を丁寧に書いても、どうしても読める文字が書けなかった子は、本をみながら文字を書くコツをつかんだだけで随分ときれいな文字が書けるようになりました。

もちろん、究極にきれいな文字が書きたいというときは、書道教室に習いに行くほうがいいと思いますが、ここではまずはきちんと読める文字が書けるということが目標です。
本を利用してきれいに文字を書くコツをつかんでみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回の記事では、字が汚いと損をしてしまうことについて書いてみました。
汚い字を書いていると色々なところでデメリットが出てしまいそうです。
こういう話をすると大抵返ってくる答えが、字をきれいになんて書けませんという言葉。

そうなんですよね。
そう言われたからってきれいな字なんて書けませんよね。
字が汚いということで損をしていまうことがあるとは言いましたが、きれいな字を書かなければとは言っていません。
綺麗な字であれば書ける、書けないということがありますが、丁寧な字であれば書けますよね。

綺麗な字は書く必要はありません。
自分の字がちょっと汚いなぁと思うのであれば、きちんと普段から丁寧な字を書くように心がけてみてはいかがでしょうか。
気付いてみたらいつもの字に戻ることもあると思いますが、少しずつ丁寧な字を書くことに慣れていくといいですね。
あくまで丁寧な字を書くことになれてくれば、今の字と比較しても随分と読みやすくなりますし、それとともに計算ミスが減るという嬉しいおまけが付いてくることもありますよ。

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