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数学のケアレスミスを減らす対策や見直しの仕方ってあるの?1次方程式の場合の予防の仕方を伝授!

数学の大敵ケアレスミス。

間違えないように・・・と一所懸命注意しているのになかなかなくなりませんよね。

今回の記事では、数学の1次方程式のケアレスミスをなくす見直しの仕方について書いてみたいと思います。

数学のケアレスミスを減らす見直しの仕方

数学のケアレスミスを減らすのって難しいものです。
「ケアレスミスなんてしない」という子もいますし、逆に「大量のケアレスミスを生み出してしまう」という子もいます。
ケアレスミスという位だから、きちんと注意して問題を解けばなくなりそうなものですが、なかなかなくなりませんよね。
おそらくケアレスミスをたくさんしてしまう子に問題を注意して解きなさいといって、ケアレスミスを減らすというのは難しいと思います。
本人もケアレスミスがしたくて、ケアレスミスをしている訳ではありません。

「なんでこんなミスをミスをするの?勿体ない・・・」
「普通に気をつければ、こんなミスなんてしないでしょ?」
と言われることもありますが、そんな簡単なものではありませんよね。

そんなケアレスミスを減らしたくても減らせないあなたのために、ケアレスミスを減らすための数学の見直しの仕方を伝授します!

1次方程式の見直しの仕方

数学の問題を解いていくと必ず使うのが方程式ですね。
例題を使って、方程式の見直しの仕方を見ていきましょう。

例題
次の方程式を解きなさい。
(1)\(2x+4=5\)

(1)の見直しの仕方を見ていきましょう。
まずは答えを求めてみます。
\(2x+4=5\)
\(2x=9\)
\(x=\frac{2}{9}\)
と、計算したとします。
答えが2と出ましたが、この答えは合っているのでしょうか。
見直しをしてみましょう。

で、子どもたちに見直しをさせてみると、意外と多いのがこういう見直しの仕方です。
\(2x+4=5\)
\(2x=9\)
\(x=\frac{2}{9}\)

もう1度、問題を解く!という見直しの仕方をしてしまうことが多いです。
このやり方の1番の欠点は、計算が間違っていた場合同じように間違えてしまう確率が高いんです。
1度解いて答えを出してはいるものの、1度解いてから時間も経っていないので、先ほどしたやり方と同じミスをしてしまうということがよく起こります。

同じように問題を解いて見直しをするのであれば、次の日くらいにしないと意味があまりないと思います。
しかし、受験や模試などではそんな時間はありませんので、あまり見直しには向かない方法だと思います。

方程式の確かめの仕方

方程式の見直すときの見直し方は、求めた答えを与えられた式に代入することでします。
この時は、\(x=\frac{2}{9}\)を\(2x+4=5\)に代入することで確認します。
代入してみると、

<左辺>\(=2\times \frac{2}{9}+4\)
\(=\frac{40}{9}\)

となります。
右辺は5なので、答えが違うと分かります。
答えが違うときはもう1度、今まで通りに解いて確かめると良いと思います。

代入するのは1番初めの式がベスト

先ほど確かめをしたときに代入した式は問題で与えられた最初の式に代入しました。
しかし、ちょこちょこ見かけるのが計算した途中に代入するという子です。
この問題であれば、実は2行目の式の\(2x=9\)に\(\frac{2}{9}\)を代入すると成り立ってしまいます。
与えられた式を計算したものに代入してしまうと、答えが間違っているのに見直しを折角しても、気付くことができないことがあります。

この問題でなぜ確かめをしても気付けないのかというと、2行目の式の段階ですでに間違えてしまっているからです。

\(2x+4=5\)←ココに求めた解を代入するのが安全です。
\(2x=9\)←この段階ですでに間違っている
\(x=\frac{2}{9}\)

間違えている式に代入してしまうと、確かめた結果から自信を持って間違った答えを書けるようになるだけで、確かめをしても解が間違っていることに気付かないので注意しましょう。
こんなことしないよと思われるかもしれませんが、それが起こりやすい問題が次に扱う連立方程式です。

まとめ

今回の記事では、数学の1次方程式のケアレスミスをなくす見直しの仕方について書いてみました。
1次方程式の見直しの仕方はできるようにしておくと、ケアレスミスを防ぐことができることがあります。
ものすごく簡単な問題なのにちょっとしたケアレスミスで点数を落としてしまうということがよく起こります。

もう1度同じように解いて見直しや確かめをすると、不思議と同じミスをしてしまうこともあります。
そのため、きちんと求めた解を代入して、その解が合っているのか確かめることが大切です。
代入して解が合っているのかを確かめることで、防ぐことができるケアレスミスはたくさんありますよ。

1次方程式の見直しの際には是非解を代入してするようにしてみてくださいね。